スペシャル対談 藤本裕子が各界トップに迫る!

スペシャル対談 藤本裕子が各界トップに迫る!

3人のお母さんを楽しんでいます 漫才師 ハイヒール・モモコさん

83年にデビュー以来、漫才コンビ「ハイヒール」として数々の芸能賞を受賞。その後、テレビ番組のお見合い企画で出会った政仁さんと結婚、3人の母となったモモコさん。現在は「主婦」や「母親」としての飾らない姿が圧倒的な女性支持を受け、司会、コメンテーターなどを含め幅広いジャンルで活躍中。結婚して10年目を迎え、ますます幸せな素顔のモモコさんに、家庭での生活ぶりを伺った。

 

漫才師 ハイヒール・モモコさん
1964年大阪市生まれ。吉本総合芸能学院(NSC)の一期生として82年に漫才コンビ「ハイヒール」を結成。現役女子大生と元スケバンというキャラクターが話題を呼び、ABC漫才落語新人コンクールやNHK上方漫才コンテストなど数々の賞を受賞。テレビ番組のお見合い企画で出会った政仁さんと93年に電撃入籍。95年には長男・仁一郎君、99年には次男・政之助君、そして昨年10月に待望の長女・紗音琉ちゃんを出産。また、結婚、出産など私生活をオープンにした著書が人気を集めシリーズ化。さらに近藤典子さんがプロデュースした新居の収納をまとめた一冊も好評発売中。レギュラー番組に「あさパラ!」、「おじょママ!」、「ちちんぷいぷい」などがある。
●モモコさんオフィシャルサイトで最新情報発信中!
http://www.high-heel-momoko.jp/

コツコツ貯めて「シャネル」を買う

藤本 さわやかな春の装いで素敵ですね! 最近のモモコさん、すっかりカハイヒール・モモコさんとの対談写真 その1ジュアルな雰囲気ですね。私、モモコさんがヤンキーのころから、応援していたんですよ。

モモコ ありがとうございます。当時は、ヤンキーが流行ってたから、それに乗っかっていただけなんですけどね。

藤本 モモコさんの場合、なんか憎めないヤンキーって感じ。悪ぶってるんだけど、かわいさみたいなもの、「ほんまはええ子やん」というのが見えていましたね。

モモコ 「現役女子大生とスケバン」という組み合わせが面白かったみたいですよ。NSC(※)の一期生で、ダウンタウンとかトミーズとかおもろいのがいっぱいいたんでお互い刺激し合ってましたね。

※NSC/ニュー・スター・クリエーションの頭文字を重ねた吉本総合芸能学院の略称。師匠のいないノーブランド・タレントが新しい笑いを創造する。笑いのクリエイターを養成。1982年の開校以来、ダウンタウン、ナインティナインほか数々の人気タレントを輩出。

藤本 モモコさんだけ、NSCの月謝が免除だったと聞きましたが。

モモコ 「ただでええ」っていうんで吉本に入ったんです。私、一番好きな言葉が「タダ」という言葉なんですよ。

藤本 親近感がわきますね。

モモコ 普段はめっちゃ「フツーの主婦」してますよ。油は178円じゃないと買いませんし、いつも「マヨネーズ100円やから買うといて」とか「卵は100円じゃ高い」とか。「1000円以上買ったら、卵が1円で買える」なんていうサービスは、絶対に見逃しませんよ。

藤本 でもモモコさん、家計のやりくりというより、楽しんでやってません?

モモコ 安くなるものを、安くなっていない値段で買うのが許せない性分なんです。冷凍食品は、4割引きじゃないと買わんし。

藤本 ぜんぜん芸能人っぽくないですね。

モモコ 贅沢は唯一シャネルかな。安くならないんですよ、シャネルは。コツコツ貯めてシャネルを買う。それ以外は100均とかで、質素なもんですよ。

藤本 そういえばモモコさん。海外旅行も、よく番組の企画で行かれたりしてません?

モモコ そうそう。番組では贅沢しますが、自分たちで行くならもちろんエコノミー。ムダなことは一切しませんね。

藤本 それって、結婚されてからですか。

モモコ もともとムダはきらいですが、結婚前はぜんぶ自分のお金でしたからね。

藤本 お相手が一般の方だったっていうのも良かったのかも知れませんね。政仁さんとの結婚を決めたのはどこがポイントですか?

モモコ やっぱりやさしさかな。それから、一緒にいて気を使わなくて済むところ。

藤本 一緒にいてラクなのが一番。その上、家庭的で子煩悩なんて最高ですよ。

モモコ 彼はめちゃめちゃ子ども好きなんですよ。今日も小学生と幼稚園の子どもの送り迎えに、赤ちゃんにはミルクもあげなあかん。でも彼が見てくれているほうが安心なんです。新生児好きなんですよ、彼。

藤本 「子ども好き」はよく聞くけど、「新生児好き」は聞いたことがない。たいがいのお父さんは、赤ちゃんは苦手。「赤ちゃんが泣きやまない」「うんちしちゃった」で、大騒ぎです。

モモコ 彼は、嬉々としてやってますよ。

藤本 本当に子ども好きなんですね。パーフェクトな夫とかわいい子どもたち。しかも男の子2人で、3番目が女の子なんて、理想的。幸せですね。

モモコ ええ。家族はもちろん、いろんな方々に支えられて今の幸せがあります。

3回の出産をテレビで見せたのは私だけ

藤本 モモコさんの本を読ませていただきましたけど、面白くて一気に読んでしまいました。モモコフハイヒール・モモコさんとの対談写真 その2ァミリーの「愛」がいっぱい。私も子育て時代を思い出して、わかるわかるとうなずきながら読みました。

モモコ 隠し事がありませんからぜんぶホンマの話。今もちょっとでも面白いことがあったらメモってます。思ったこと、感じたことそのまんま。まるまる大阪弁やしね。

藤本 ここまで書いていいの?と思うとこもありましたね。だからこそ「生きた参考書」なんです。「子育て」はキレイ事やマニュアルの世界ではありません。

モモコ 子どもは一人ひとり違うのに、1人目のときは、それすらわからなかった。

藤本 情報があり過ぎて悩んでしまうお母さんも多い。そういう方たちにこそ読んでもらいたい。これは育児のバイブルですよ。

モモコ 私のこと今まで大っきらいやったけど、本を読んだら好きになったっていう手紙をもらったこともありますよ。

藤本 モモコさんだけでなく、ご家族皆さんの飾らない性格、人柄のよさみたいなものが素直に伝わってきます。

モモコ 私はガラス張りタレントですからね。3回の出産をテレビで公開したのは世界でも私だけやと思います。

藤本 抵抗はなかった? みんなどう思うだろうとか。出産シーンも衝撃的ですし。

モモコ 自分の思い出づくり。出産に関しては、私自身が見たかったんですね。「みんなどんな風になるんやろ。切るってどんな風に?」とか。見たいじゃないですか。「乳首黒くなるっていうけどどれくらい?」とか。だから私が見せられる範囲で、役立てることがあるかもって思ったんです。

藤本 そこまでいけたらすごい。情報として提供するなんて立派な「子育て支援」です。潔さを評価する人も多いと思いますよ。

モモコ タレントもテレビも人はいろいろ言いますから、きらいな人は見なければいいと割り切っています。

パパの悪口は言わない

藤本 先日発売された、『近藤典子のハイヒールモモコさん宅まるごと1軒大収納!』も読ませていただきました。

モモコ 本ができてびっくり! 当たり前やけどホンマに自分の家が全部写っている。普段使っている食器とかね。お酒の銘柄まで写っていて「もっと高いのを前に置けばよかった」と後悔しています(笑)。

藤本 今は「捨てる収納」が流行していますよね。でもほとんどの主婦が捨てられなくて困っています。

モモコ 私も昔から物が捨てられないんですよ。読み終わったチラシでも、裏が白だったらもう捨てられない。その代わり近所の子には、人気ですよ。何でも描いていいよって気前よく紙をあげますからね(笑)。

藤本 主婦以上の主婦ですね。母親として、子育てのポリシーは?

モモコ 挨拶やマナーとかしつけは結構厳しいし、口うるさいですね。パパは普段はやさしいけど、時々強く叱ったりもします。感情ではなく、愛情なのは子どもたちもわかっていて、それでもパパが好きですね。

藤本 パパがお子さんたちをかわいがっている証拠です。

モモコ 私もパパの悪口を絶対に言わないようにしています。腹の立つときもありますけど、グッとこらえる。でもそれって実は私のため。私がラクになれる。「パパはすごい。パパは怒ったらこわいよ」と子どもが信じているから「パパに言うよ」の一言が生きてくる。

藤本 賢いやり方ですね。パパの存在や役割がしっかりしてる。お子さんたち、テレビに出るのをイヤがりませんか?

モモコ 魚屋さんの子どもが魚を売る手伝いをするのと同じで、ママのお仕事に協力するのは普通のことだと思っています。普段はおこづかいがないので、仕事を手伝ってくれたときはママのギャラの中から1回50円をあげています。

ママたちの行動力はハンパじゃない!

藤本 子どもができて一番変わったと思うのはどんなことでしょう。ハイヒール・モモコさんとの対談写真 その3

モモコ 相方(ハイヒール・リンゴ)の不妊治療を見ているので、「子ども産みや」とは気軽に言いません。でも産めるのならぜひ産んでって言いたいですね。子育てで人生は大きく変わります。

藤本 具体的に、教えていただけますか。

モモコ 「お母さん」て大変。以前は子どもを自転車の前と後ろに乗せて走っている姿を見て「危ないし、家におったら?」って思ってたけど、おれるわけないんですもん。今なら、車で自転車のお母さんを見ても、ゆっくり待ってあげられます。

藤本 何よりも子ども優先ですからね。

モモコ それにお母さんってちょっとした用事がすごく多いですね。連絡帳の「耐寒マラソンに出れますか?」とか、「熱を計った」に丸をつけるとか。朝が一番大変。プリントもたくさん持って帰って来るし。

藤本 PTAにも行ったりするんですか。

モモコ 授業参観も行きますよ。行けないときは、ママ友だちからメールがきます。終わった直後に「仁(長男)が友だちにちょっかい出してたで〜」とかね。

藤本 仲間が大勢いらっしゃるんですね。

モモコ 恵まれていますよね。幼稚園のお母さんって毎日顔を合わせるし、すべてわかっちゃう関係。内緒にしておこうと思っても、子どもが言ってしまうしね。丸裸のつきあいだから深いし、濃いですよね。

藤本 パパとママケンカしたよとか(笑)。

モモコ 幼稚園選びのときは通える幼稚園をぜんぶ調べてノートをつくりましたもん。お弁当や園バスのあるなしをチェックして、お昼寝があるなら、ちゃんと布団を干しているかとかね。実際、布団を触りに行きましたから幼稚園からはきらわれていたでしょうね(笑)。

藤本 それは相当な情報量でしょう。

モモコ その分迷いましたけど、園バスがいいという人もいれば、必要ないという人もいますから、最後は自分の価値観ですね。

藤本 何を優先にするかですね。それにしてもママのネットワークはすごいですね。

モモコ 行動力や情報力はハンパじゃない。専業主婦もいてますけど、毎日陶芸教室や、3000円の習字見つけて習いに行くねん!とか、何かしら動き回っています。でも、どれも大事な情報収集なんですよ。

藤本 そうそう。夫たちからは、単に遊んでいるようにしか見られないけどね。

「モー主婦」の情報が地域を支えている

モモコ パンと卵とサラダとフルーツが付いて380円の店があって、しょっちゅうみんなでモーニングハイヒール・モモコさんとの対談写真 その4してるんですよ。安いでしょ。私たち「モー娘」じゃなく、「モー主婦」っていってるんですけどね(笑)。

藤本 「モー主婦」はいいですね。

モモコ 週1回は「モー主婦」で、あとはみんなの家を行ったり来たり。

藤本 そういう仲間がいるってすごい。

モモコ 昔は、園の前で立ち話をしているお母さんたちを眺めては「ああはなりたない」って思っていたんです。でも今はわかるんです。そこにある情報の大切さが。たとえば、今こんな病気が流行っているとか、あそこの病院の対応はいまいちやとか。

藤本 リストだけではわかりませんよね。

モモコ 口コミの力。あの立ち話は仕事として国からお金をもらってもいいくらい。

藤本 働く女性たちは、地域の情報がなくて困っています。

モモコ 私も「モー主婦」しなかったら、まちの情報も幼稚園のこともわからないことだらけ。本当にありがたいですよね。先日も「モー主婦」で話題になってたんですけど、子どもが車に当たったときどうするかって。じゃあおっちゃんに「病院行こう?」って言われたら、ひとりで乗っていいか。「警察に電話する」って言わせても大丈夫か。ケータイを借りたらお母さんの番号が記録されてしまうし…って。

藤本 難しい問題ですよね。

モモコ 日ごろから親同士で、子どもの安全を話し合うとか、ちょっとした情報をやりとりしておくことが重要なんですよね。

藤本 地域をつくるのは母親たち。「地域で子育て」は『ビーボラビータ』のテーマでもあります。子どもを守り育てるのは、地域なんですもんね。そのためにモモコさんも「モー主婦」であり続けてくださいね。そしてまた、ファミリーでますますご活躍ください。今日はありがとうございました。

家族のありがたみを実感する
完璧!?な夫・政仁さん

家事も育児も紗音琉が生まれて、必然的にやらなくてはいけなくなりました。基本的に家庭は助け合ハイヒール・モモコさんとの対談写真 その1わないと成り立たない。イヤな顔してやるより楽しい顔してやったほうがいいよね。もともと子どもは好きだけど、ママの作戦に乗せられているところも大きいかな。料理も「おいしい」とおだてられるとどんどんつくるタイプですから、周りからは怒られます。「あんまり完璧な夫するな」って。子どもに願うのは、当たり前だけど健康第一、人に迷惑をかけない、それから挨拶を大切に。自由に生きてほしい。好きなことで飯が食えたらいいですね。子どもはいつかは離れていきます。自分にも反抗期があったのと同じ。親兄弟より友だちが大事になる時期に、友だちのことを悪く言わないとか、親として気をつけなければいけないなって。嫁はタレントっぽくないですね。周りに気を使うほうだと思います。今は、家庭と仕事の両立にがんばってくれています。思ったように生きてるのがいい。家族のありがたみを実感しつつ、ぼくなりの応援を続けていきたいですね。

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