藤本 お客様を招いてパーティーを開いたりすることもあるんでしょ?
萬田 13年間も息子のシッターをしてくれていた人が料理上手で、彼女の料理を食べたいって、パーティーにはいつも50〜60人くらいの人が集まっていましたね。でも実は、彼女亡くなってしまって…。今は私が、彼女のレシピでおもてなしをしています。
藤本 どんなお料理を?
萬田 最近はスープに凝っています。その時々で具が違うミネストローネです。
藤本 おいしそう。キッチンに立つことも多いんですか。
萬田 オフのときは早い時間からおつまみを用意して、ゆっくりと食事を楽しみます。
藤本 ご家族皆さんでですか。
萬田 家族との時間を大切にしたいので、彼も忙しいけれどなるべく一緒に。椅子に凝っている彼は「今日はコレで」と椅子を選びながらテーブルセッティング。私はワインを用意します。私も居ないことが多いので、居るときはなぜか息子も私のそばをうろうろ。私の部屋まで来て何をしているかと思えば、ゲームをやっているだけ…。
藤本 男の子はやっぱりお母さんですね。あえて何かを一緒にやらなくても、そうやってそこにいて、時間を共有するだけでいいんでしょうね。
萬田 お弁当も「チャコちゃんがつくってくれれば持って行くけど、そうじゃなければパンでいい」って。そう言われればつくらなきゃいけませんよね。
藤本 息子さんから「チャコちゃん」って呼ばれてるんですね。それに萬田さん、とても家庭的なんですね。
萬田 家に居る時間が限られていますので、できるだけ気持ちのいい時間にしようと思っているだけです。
藤本 ほかにはどんなことを?
萬田 時間があれば日記やエッセイとか、何か思ったときに、すぐ書きたくなっちゃうんですよね。
藤本 それは自分のため? それとも誰かに発信したいから?
萬田 うーん、どっちもあるかな。この前、むかしの日記が出てきてペラペラめくっていたら、もう懐かしくて。ページの端に走り書きがあって「男と女の教訓―男と女。仲が悪いときは会話不足になり、仲がいいときは寝不足になる…」なんて書いてあるの。へえぇ、あたしって詩人じゃない! なんて、ひとりでニヤニヤしちゃった。
藤本 スゴイなぁ。きっとそのときの素直な気持ちなんでしょうね。素敵な文章ですよね。ホームページの「萬田手帖」(※4)も読ませていただいています。文才があるから、執筆業でも食べていけますね。本を出される予定はないんですか。
※4「萬田手帖」/司会を務めるNHK総合テレビ「土曜オアシス」のホームページ上で、萬田さんのいきいきとした文章で綴られていた日記風エッセイ。(現在公開終了)
萬田 間もなく『萬田流』という本が出ます。「こだわりグッズ」や「暮らしを楽しむためのプラスα」を自由に書いたものです。
藤本 萬田さん流のライフエッセンスが堪能できるなんて、楽しみですね。次はいよいよ自叙伝ですね。
萬田 去年お話をいただきましたが、私なんてまだまだと、お断りしたんですよ。