レポート

地域と連携した総合学習を実現!
西柴中学校の取り組み

 西柴中学校では、平成15年度から「総合的な学習講座」を授業の一環として行い、3年生が24コースに分かれて週1回、4か月をかけてさまざまなことを学んできました。
 内容は、生徒の希望に合わせて、茶道、華道、書道、日本舞踊などの伝統文化から、パソコン、英会話、料理…。ユニークなエスペラント語や写経なども加わって、カルチャースクール顔負けのメニューが並びます。中には、生徒1人に講師2人があたる贅沢なものまで。
 これには、金沢東部地区民児協が独自に取り組んできた「人材バンク」が大きな力を発揮しました。平成13年に発足した人材バンクには、現在110名が登録。大学教授や主婦など、幅広い人材が特徴です。
 地域に子どもたちの居場所をつくりたい──。東部社協と民児協の連携により、横浜市の新制度をいち早く取り入れて予算化、「土曜塾」開催にこぎつけたといいます。「土曜塾」では、地域の人々を講師に、囲碁、将棋、そばうち、着付け教室などを実施。
 その流れは、今年度の西柴中「総合的な学習講座」の実現につながりました。生徒たちはそれぞれ、ギターを弾いたり、お手前を覚えたり…。ひとつのことをやり遂げる喜びや、学びの楽しさを実感しました。
 「講師のレベルも高く、皆さんが真剣に生徒たちに接してくださったので、子どもたちにとっては、大変多くの学びとなりました」と、三上雅夫校長先生。
 2年生は、商店街で職業体験を実施。学校と地域の連携が成功した事例として、周囲からも注目されています。
 区役所の学校支援・連携担当の黒沢孝課長は、「こうした活動は、地域の熱心な方々の力に負う部分が大きいが、今後は、何かをしたい人とやれる人をさがしている学校をつなぐ取り組みを事業化していきたい」と語ります。
 さらなる地域の連携に、期待が集まります。