新しい子育て支援のカタチ。みんなでつくる「お母さん大学」

17年間、子育て情報を発信する中で見えてきた、藤本裕子の思い

お母さんの笑顔は子どもの願い。お母さん大学プロジェクト始動!

夏休みの宿題

【お母さん大学へのでこぼこ道〜藤本通信】Vol.4 (2007/8/27)

暑かった夏、ようやく乗り越えましたね。
夏が好きな私も、この夏ばかりは、未来への不安を感じました。
さらに地球環境への意識を持たなければと。反省と同時に、痛感しました。

このメルマガにも書きましたが、
これまでトランタンでお世話になった方々に、
「お母さん大学」から夏休みの宿題として、
「ブンナよ、木からおりてこい」(水上勉・若洲一滴文庫)という一冊の本を贈りました。
どちらかというと、子育て中のお母さんではなく、先輩の方々が多いのですが…。

実は、先日、そのひとりである、
イエローハットの創業者(現相談役)・鍵山秀三郎さんのご関係者から突然にお電話が…。

ご存知の方も多いと思いますが、「経営の神様」といわれる鍵山さん。
掃除哲学をうたい、その理念に基づいた「日本を美しくする会〜掃除に学ぶ会」の活動は、
国内どころか、今や世界中が広がっています。

電話では開口一番
「あの〜、宿題が〜、まだできていなくて…」
「鍵山は日々、講演活動と執筆で忙しくて、10月頃までは宿題ができないと…」

その電話に、全身で恐縮する私…。

なんせ、「お母さん大学から夏休みの宿題です」と、一方的にブンナを贈ったわけです。
しかも、同封した手紙の冒頭には、
「あなたは、子どもの頃、夏休みの宿題を先にやるほうでしたか?
それとも、夏休みの終わりの頃に慌ててやるほうでしたか?」と書いた。
全員に同じ手紙を、です。


あ〜、しまった。
「お母さん大学」は、あの素晴らしい生き方をされている鍵山先生を、
夏休みの宿題ができていない生徒にしてしまった…。
どうしよう!というのが本音です。

ほかの方にも同様の失礼が多々ありそうです。
きっと、気になりながらも、なかなか読む時間がない方も多いでしょう。
でも、その一冊が皆さんのそばにある限り、
いつか皆さんの心に、あのブンナが届く日が来ると思います。

まだ読んでいない方は、ぜひ。秋の読書の一冊にしてみてください。

ブンナは新潮文庫からも出ていますが、
正本である若洲一滴文庫(¥1050)のブンナをぜひ、読んでください。
書店では販売されていませんので、
読んでくださる方は、
トランタン編集部、あるいはこのメルマガまでメールしてください。

9月1日発行の次号「リブライフ」では、
早々と夏休みの宿題をされた方々の「感動文」を、何編かご紹介しています。

「お母さん大学」では、この一冊の本を読んでくださった皆様の感動を
日本中に発信する「ブンナプロジェクト」を立ち上げようと思っています。

すでに読んでくださった方々から、ブンナを広げる活動に協力したいという
声をいただいていて、ブンナの本がどんどん広がりを見せています。
私の周りでは、1人が10冊を購入し、周りの人にブンナを紹介してくださっています。

先日も、全国各地で年間200回も講演活動をしている
大阪の漫書家・黒田クロさんが、
「自分の講演会でブンナを売りますよ」と本を買ってくださいました。

ものすごく、うれしかった!です。
今まで、人に本(モノ)を売ったことがなかった私。
自分の本ですら、買ってとは言えなかったけれど、
今は「この本をぜひ買って読んでほしい」と大きな声で言って歩いています。
ブンナという一冊の本に中にある物語が、
多くの人の心に「生きる」ことを伝えてくれます。

この一冊をぜひ、あなたのそばに置いておいてください。
ブンナは、読むたびに新しい発見があり、より深くなっていきます。
小さなウェーブが日本中に広がる頃には、
このブンナプロジェクトの意味が、見えてくるでしょう。

これから、少しずつこのブンナを読んでくださった方々の
「ブンナを語る会」も始まりそうです。

ブンナを原画スライドで読み語る「きよの絵本劇場」(清野友義さん主宰)の
公演をしたいという声も、少しずつ出てきています。

一冊の小さな本のウェーブを、日本全国に広げていきますので、
皆さんもぜひ応援してくださいね。

夏休みの宿題としてだけでなく、
ブンナの感動文(感想文)は、365日、24時間、受け付けています。

皆さんも、お母さん大学の1年生になりませんか?
未来をつくる学びの場です。

9月8日は、このブンナの物語を書いた
水上勉さんの命日です(3年前にご逝去)。

翌9月9日に、大阪の高槻市で、
清野さんや仲間たちが「水上勉を想う会」を開催します。

http://www.30ans.com/whatnew/images/070909mizukami.pdf

水上勉さんのことは、ほとんど語れない私ですが、
当日は、裏方としてお手伝いさせていただきます。
少人数の仲間の会ですが、ご参加を希望される方は
お早めに、私までご連絡ください。数人であれば、可能だと思います。

それにしても、水上さんの人望は、半端ではなかったようです。
そのゆかりのある方たちから、水上勉という人間について
この日は、たっぷりお話を聞きたいと思っています。

ちなみに水上作品を、ブンナしか読んでいなかった私ですが、
この夏、「雁の寺」「越前竹人形」「越後つついし親不知」
「はなれ瞽女おりん」を立て続けに読破。
今も私の机上には、「金閣炎上」と「父と子」があります。
これから読ませていただきます。

ブンナとは全く違いますが、
どの作品にも、限りない水上勉のやさしさと愛を感じます。

また、灰谷健次郎さんとの往復書簡「いのちの小さな声を聴け」(新潮文庫)では、
文豪水上勉ではなく、ひとりの人間である水上勉を知ることができました。

ふと思い出したのですが、
53歳で亡くなった私の母は水商売をしていましたが、
読書が大好きで、夜中にお店が終わると、
本を読みながら床につくのが唯一の楽しみでした。
その中に、確か「水上勉」の本がいくつもあったように記憶しています。

20年ぶりに、母が読んだ作品と出会えるとは
思ってもいませんでした。

ブンナは私に、いろいろなことを教えてくれています。


【トランタンネットワーク新聞社】 http://www.30ans.com


□発行:株式会社トランタンネットワーク新聞社
     お母さん大学プロジェクト 藤本裕子 
□発行日:2007年8月27日
□登録:http://www.30ans.com/okaasan/
★ご意見、ご感想:info@30ans.com 藤本裕子


 

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