池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

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2014年1月号

姉に「卵子冷凍」を勧めようかと…

38歳の姉には長くつきあっている男性がいますが、いまだに独身です。妹の私や両親が結婚を急かしても、本人は「そのうちすると思うよ」とのんきにしています。けれども、母となり、子どものかわいさを実感してる私は、「卵子の老化」が原因で、姉に子どもができなかったらどうしようと、気になってたまりません。
このままいくと、結婚して子どもが欲しくなったときに妊娠できないとか、もし今つきあっている男性と別れ、また別の人と出会ってからとか考えると心配で、「卵子冷凍」を勧めようかと思います。先生はどう思われますか。

A NHKスペシャル「産みたいのに産めない〜卵子老化の衝撃〜」放送以来、「35歳を超えると妊娠が難しくなる」ことを、多くの人が知るところとなりました。加齢に伴い妊娠率が減り、逆に流産率が高くなってしまう。また染色体異常の発生が高まることは事実です。 

実年齢と抗ミュラー管ホルモン(AMH)値は少し異なりますので、最近はAMH検査の問い合わせが増えています。AMHの低値は、卵巣の老化が進んでいることを示しますので、早く妊娠するよう積極的な治療が望まれ、人工授精や体外受精も考える必要が出てくることもあります。

「卵子冷凍」の技術は進んでいますが、健常な精子と卵子で人工授精をした場合でも、お子さんに障がいがおよぶケースもあります。仮に、妊娠中に何らか異常が認められたからと、産まない選択をするようなことはあってはいけません。自然な営みで授かる命ではないのですから、その覚悟も含め、さまざまなことを熟考した上で決断すべきだと思います。

現在は多様な考えのもと、自分らしい生き方の選択ができる時代になりました。けれども自分の人生を決めるのはご自身であっても、子どもの人生に影響を与えるという意味で責任が伴います。お姉さんを心配するお気持ちはよくわかりますが、周囲がどうこうではなく、お姉さん自身がどう考え、判断されるかです。

「卵子凍結」によっていくつになっても出産できるとしても、生まれてくるお子さんにとってどうなのか。子どもの立場や将来に意識を向けることだけは怠らないようにというのが、私からのお願いです。

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