池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

LIVE LIFE 2008年3月号

ある幼稚園での出来事

リブライフVol.52(2007年12・2008年1月号)で、障害を持つことについて書かせていただきました。 そこに登場した「りお君」のお母さんは、以前、「贅沢な願いだけど、酸素を付けずに抱っこして散歩したい」と言っておられました。りお君は、酸素ボンベを常備していないと外出できなかったのです。ところがうれしいことに、今、りお君は幼稚園に通っています。お母さんの願いが叶い、最近は心臓病と喘息の調子も良く、普通に幼稚園に行けるようになったそうです。

その幼稚園でのお話です。お母様が園外保育にバギーを持って行きたいと園に話したところ、「年長はこれから外出も多いし、なぜりお君だけバギーか、子どもたちに聞かれたら説明するのが難しいんです。バギーは置いていきましょう」と言われたそうです。2回目の園外保育のときには「子どもたちが『バギーなんて赤ちゃんみたい』って言うんです。説明するのが難しいので、バギーは、なしで」と言われたそうです。

子どもたちに説明できないからという理由で、心臓病と喘息を持っているお子さんに普通のお子さんと同じように歩け、と言うのです。これには驚きを通り越して怒りが込み上げてきました。 りお君は喘息があるので、水分が不足すると息苦しくなります。ですから水筒を持参して、その中に喘息の民間治療薬を入れた飲み物を入れて持たせたところ、「園は集団生活ですから、りお君だけ特別扱いできません。ほかの子どもに理由を聞かれたら、困りますし。普通学校をご希望でしたら、園から小学校に報告書を出さなければなりませんが、それほど特殊な配慮が必要な子どもだと、書かなくてはなりません。園の水道水は検査済みですし、水筒を持ってこないと、ひっくり返るなら仕方ありませんが」と言われたというのです。「ひっくり返る」って、りお君が倒れるという意味? これにもびっくりです。

そのときの様子を踏まえて保護者会における園からの説明は、「水筒を持っていきたいというご要望が、あるお母さんからありましたが、園は水質検査をしていますし、水筒なしということで、ご理解ください。でも、どうしてもという場合は、ご相談に乗りますから、個人的におっしゃってくださいね」だったそうです。

電車で遠足に行くときにも、主治医の許可をもらっているのにもかかわらず「行くな」と言われたり、なかなか大変な状況のようです。前回の「生きがい論」から見た障害を持った方への対処法をご存じの方は、このような園の対応がいかに魂のレベルで低い対応か、ご理解いただけると思います。

結局、結論が先にあって、理由を後づけしているに過ぎないことがおわかりいただけると思います。これは、私たちが子育てで陥りやすい陥穽です。結論が先にあって理由を後でつけるから整合性がなくなる。これを子どもたちはよく見ています。幼稚園からこのようなことを子どもが学んでいるとしたら、現在のような社会になるのも納得できます。

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