池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

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LIVE LIFE 2007年9月号

逆子(さかご=骨盤位)のお子さんとの胎話

このコラムをお読みの方は、以前にも書かせていただいたので「逆子」のお子さんには意志があり、お母さんに何か伝えようとする、そのひとつの方法が「さかご」であるということはご理解いただけると思います。

今回のお話は、私が逆子の赤ちゃんと会話しながら外回転術をしていたときのお母さんのお話です。外回転術とは、逆子の赤ちゃんを外から手を使って回転させる方法で、胎盤が剥がれたり、臍帯が赤ちゃんに絡みついて危険な状態になることがあるといわれていて、現在はほとんど行われていません。しかし以前は、産婆さんや助産婦さん(今の助産師さん)は、ごく普通に行っていました。

ある妊婦さんが妊娠37週になり、外回転術を希望して来院されました。通常もうすぐ出産というこの週数では赤ちゃんが大きくなり、外回転術は成功しないことが多いのです。しかしご本人は助産師さんで、いろいろ危険性も承知の上で依頼してきました。 試みてはみましたが、なかなかなおりません。そこで日を改めて行うことにしました。しかしそれでもなおりません。そこで外回転術をやめようと思い、赤ちゃんにどうするかを尋ねてみました。すると「あきらめないでよ!」というメッセージが浮かんできました。単に私の心に浮かんだだけなのですが、メッセージを受け取ったという方は、たいてい「心に浮かぶ」「頭に浮かぶ」といった表現をなさる方が多いようです。 お母様に「もうやめようかと思うんだけど、赤ちゃんは『あきらめるな』と言っているようです。どうしますか?」とお聞きしたところ、「私もそのように感じました」とのこと。赤ちゃんがあきらめるなと言うなら大丈夫なのかと、もう一度チャレンジしてみました。すると今度は簡単になおるではありませんか。簡単になおったことにも驚きましたが、お母様も同じように感じた、ということにとても驚かされました。

ところが後日、そのお母様からメールをいただきました。その中にはさらに驚くべき内容が記されていました。 その方は、妊娠中から赤ちゃんと会話していたというのです。逆子になったときの赤ちゃんからのメッセージは「お母さん、ちゃんと覚悟してね。中途半端な気持ちでいるなら回転しないわ。でも、本気でここ(私のクリニック)で産む覚悟があるなら私もがんばって回転する。でもひとりでは狭くて回転できないの。あきらめずに助けて!」というものだったというのです。 ですから私が感じた「あきらめるな」という赤ちゃんのメッセージは、それより前にお母様自身が感じておられたというのです。改めて驚きました。

そのお子さんは今、生後8か月。先日お会いしましたが、私に笑いかけ、手を差し伸べてくるのです。きっと私を覚えていたのだと思います。毎日このような奇跡的な出来事に出会えるチャンスがある妊娠・出産に関われるとは、なんと幸せなことなのでしょう。

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