池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

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LIVE LIFE 2007年6月号

骨盤位(さかご)の意味

骨盤位は「さかご(逆子)」といわれていて、昔なら普通に出産していたものですが、いろいろなトラブルがあるので、現在は帝王切開が一般的になってしまいました。私が大学にいたときには逆子で帝王切開はあまりなく、「とにかく待て」と教わったものです。そのときに「待つお産」というものを学んだような気がします。

ところで、胎児にも感情があるとすると、逆子にも意味があるのではないか、そう考えても不思議はないでしょう。果たして逆子にはどんな意味があるのでしょう?

つい先日、あと1か月でお産を迎えるという方が助産院からの依頼で受診しました。逆子を直すため、外回転(胎児の頭部を反背中回りに回転)を希望してこられました。確かに赤ちゃんは逆子で、「時々お腹が張る」とお母さんは訴えています。

逆子は赤ちゃんがお母さんに何か訴えている、という考え方もできるので、お母さんに尋ねました。「赤ちゃんは何かお母さんに訴えているようですが、ストレスでもあるのですか?」。すると、お母さんは「子どもたちがそれぞれ勝手なことをして育児が大変だし、旦那は私とタイミングが合わず、こうしてほしいときにやってくれないのがストレスです」とおっしゃいました。

どうやら子どもたちと夫、両方の存在がストレスになっているようです。そこで一緒に来ていた子どもたちに、お母さんにほめられたりすることは多いか聞いたところ、「怒ってばかり」と言います。手をかけて育て、本当は愛している子どもたちから「お母さんは自分たちを愛していない」と言われているのと一緒です。

ところが、お母さんは自分の生活に精一杯で、子どもたちの存在のありがたさや夫のやさしさがわかっていないようなのです。「それを伝えるために赤ちゃんが逆子になっているのではないですか」とお話ししたところ、涙、また涙。「自分が苦しかったのは、自分がそうしていたからなのですね」とお話して帰られました。

翌日、今ではあまりやられていない外回転術のために夫と共に来院されました。お腹の赤ちゃんが協力してくれる場合、比較的簡単に直ります。しかし赤ちゃんがいやがる場合、足を突っ張ったりして抵抗します。果たしてどうだったでしょうか…。

今回の赤ちゃんは協力的でたった数分で直りました。

お母さんは、前日お子さんそれぞれに手紙を書いたそうです。「あなたたちのことを見てあげていなくてごめんなさい」と。また「(ご主人から)いつもありがとうと言われていたのに、それを受け入れることができない自分がいました」と夫に感謝していました。そうしたお母さんの感謝を、お腹の赤ちゃんは望んでいたのでしょう。赤ちゃんもお母さんにわかってもらって、きっと喜んでいると思います。

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