池川 明の胎内記憶 赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくるのです

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LIVE LIFE 2006年9月号

経皮毒について

「経皮毒」という言葉をご存じでしょうか。皮膚から毒が入る、という意味ですが、この毒とは何でしょう? 竹内 久米司・稲津教久両薬学博士が初めて使用した造語です。

一般に、皮膚から毒物は入らない、と考えられています。ところが、農薬が皮膚から入り、体を蝕むことは昔から知られていました。DDTなどがそれに相当して、レイチェル・カーソン(沈黙の春)やシーア・コルボーン(奪われし未来)がそのことを含めて警告し、農薬だけでなく、いわゆる環境ホルモンにも世間の注目が集まってきました。

身の回りにたくさんの石油からつくられた化学物質が満ち溢れていて、これらの化学物質が環境ホルモンとなって体内に取り込まれるらしいのです。洗剤やシャンプーなどが皮膚のバリアを破壊し、そうした化学物質が簡単に皮膚から入っていく、という仮説です。もしそれが正しいとすると、環境ホルモンは口から入る物や大気汚染だけでなく、皮膚につけるモノにも注意をしなければならなかったようなのです。

環境ホルモンは全然心配ない、という学者もいます。しかし、身の回りで起きている女性の体の不調、とくに早発閉経や子宮内膜症などの増加を見ると、原因のひとつになり得るのではないか、と婦人科の診察をしていて思います。

石油からできる化学物質は、脂に溶けやすい傾向があります。そして弱いながらもホルモンの作用をするものがいくつか知られています。

女性の体に溶け込んで、脂肪の中に蓄積され、妊娠すると赤ちゃんに簡単に移行してしまうようです。大人にとっては何ともないこれらの環境ホルモンは、発育が急激に起こる妊娠初期では、胎児にいろいろな悪影響があり、その結果として、生まれてきた赤ちゃんの体の不調が起こっているのかもしれないのです。

決定的な証明はまだされていませんが、疑いがある物質はかなり調べられています。異常があるなしの研究結果を待っていては、手遅れかもしれません。身の回りでできることから気をつけたほうがいいでしょう。まずは体に悪そうな物は買わない、使わないことから始めるといいのではないでしょうか。

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