オババの育児日記 たっくんに完敗ものがたり
最年少、マクドナルドのバイトに挑戦か!
たっくんが編集部に遊びに来ると、すべての仕事の機能がストップする。唯一稼動しているのは、たっくんのパパ、矢吹。なぜなら、パパとは家で遊んでいるので、編集部に来てパパと遊ぼうとは思わないらしく、ほとんど無視。たっくんの遊び場の拠点は、ダチの青柳の机。青柳を遊びの仲間にするためには、青柳の仕事をストップさせる必要がある。つまり、敵、いや仲間の本拠地を占領すること。たっくんは、持ってきたミニカーやら何やらを決まって、青柳の机の上に並べ、しまいには、パソコンのキーボードの上を走らせる。
誰から教えてもらったわけでもないのに、たっくんは織田信長的戦略家。どうしようもないのは、家来のオババ。ただただ、たっくんに従うだけの僕(しもべ)。たっくんにとって、そんなオババはチョロいもの。そう思うと青柳は、たっくんのダチとして認められていて羨ましいというか、悔しい。確かに青柳は、たっくんの心をグッと惹きつける遊び方のコツを心得ている。そのポイントは、ものづくりだ。
この前、突然に「マクドナルドごっこ」を始めた青柳とたっくん。青柳が、そこいらにあったダンボール箱と空き袋でハンバーガーやポテトをつくると、2人はまるで前から決めていたかのように自然に、青柳はマックの客。たっくんは店員役に扮した。「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」と言うたっくんに、「ハンバーガーとポテトとコーヒーをください」と青柳。すると、たっくんはトレーにハンバーガーとポテトを乗せ、なんと、デスク脚に付いている螺子をボタンに見立て、コーヒーを注ぐマネをするではないか。青柳が「おいくらですか?」と聞くと、すかさず「100円!」とたっくん。青柳はお金を払うマネをし、「500円払ったのでお釣りをください」などと言い、楽しそうに遊んでいた。 が、そのままごとができない大人がいた。
私が「お隣の岩佐さん(183シニアファッション研究所所長)もハンバーガーが欲しいって」と言うと、たっくんはうれしそうにハンバーガーをトレーに乗せ、デリバリーした。岩佐氏が「ありがとう」と言うと、頭を下げ「100円です」とたっくん。すると驚くことに岩佐氏、本物の1000円札をポケットから出してたっくんに渡した。きっと岩佐氏は、ままごとなんてした経験がないのだろう。こんな大人ばっかりだったら、子どもは喜ぶだろう。
が、私も岩佐氏を笑えない。まさか、マクドナルドごっこで、ハンバーガーやポテトをつくるなど、想像もしなかった。本物のマックを買ってきて、食後の空箱で遊ぶのが関の山だ。あ〜、これじゃあ、家来も危ういかも。







