オババの育児日記 たっくんに完敗ものがたり
言葉を体得するということ
たっくんが編集部に来ると、まず決まった仕事がある。ベランダの花の水遣りだ。私から仕向けたのではなく、私が水を遣っているのを見て、いつの間にか、それがたっくんの仕事になった。
じょうろでお水を遣りながら、「お花がおいしい、おいしいって言ってるよ」とたっくん。お花にも「いのち」があることを体で感じている。自分がお水やジュースを飲むとうれしいように、お花も喜んでいるという。ちゃんと、やさしい心が育っているんだね。
もっとスゴイことがあった。ただ今、たっくんのママは自動車教習中。仮免許でパパの車に乗り何度か練習したことがあるらしく、ママの運転にナーバスになっているたっくん。
先日、スタッフの青柳の車に乗ったときの話。狭い駐車場に車を停めようとバックを始めた途端、たっくんが「マエミテ、マエミテ!」と大声で叫んだのだ。バックしていた青柳は、慌てて前を見た。そして、再びバックしようとすると、今度は「ギリギリ、ギリギリ!」とたっくん。運転が抜群に上手い青柳も、たっくんのあまりのタイミングの良さに感動した。
お花の水遣りにしろ、運転にしろ、暮らしの中で体感したことが、しっかりたっくんにインプットされているのだ。
以前、ある幼児教育を取材したときのこと。そこで出会った、2歳くらいの子どもはみんな「天才」だった。教えれば教えただけ、どんどん覚えていく。数字でも英語でも、興味があることだったらなおさらだ。が、それはあくまで知識に過ぎず、放っておくと忘れることも多いのだという。
幼児教室が悪いのではない。だが知識より、家庭での日々の生活こそが学び。つまり、お母さんやお父さんが、毎日を「リブライフ」していたら、子どもはたくましく成長する。(しっかりリブライフをPR!)
「おいしい、おいしい」も「マエミテ、マエミテ!」も、「ギリギリ、ギリギリ!」も「うれしい」「こわい」も、五感から体得した(たっくんの体に刷り込まれた)情報であり、机の上で学んだ知識とは全く異なるものだ。
こんな風にたっくんは、いつだってオババに物事の本質を教えてくれる。「子どもは育てたように育つ」ってホント。オババは自分の子育てを振り返ると、何も言えません!
(反省…)。春から「お母さん大学」の1年1組で、しっかり学びます。







