オババの育児日記 たっくんに完敗ものがたり
ドキドキ初雪体験
先日、初めての雪体験をしたたっくん。
「あの、冷たくて、真っ白な雪を見て、触れて、たっくんはどんな顔をするんだろう?」。その顔を想像しただけで、私の心は騒いだ。
早朝、我々一行はスキー場に到着。車外へ出ると一面が銀世界、自然の匂いと空気の冷たさに、たっくんはすっかり目が覚めて、360度の視界を見渡した。
冷たい風にも、山の匂いにも、敏感なたっくん。早速、雪の上におすわりさせてみると、「えっ! 何?」と一瞬の戸惑いを見せたが、たちまちごそごそと動き始めた。いつものハイハイとは違う何かを感じているのか、何だか動きが鈍い。警戒心たっぷりのイグアナみたい。
しかも初めてのスキーウェアは、動きにくそう。手にはグローブみたいな手袋。着ている本人はやや不満げだが、パパとママは、スキーウェア姿のたっくんに上機嫌。
「この白いものは何? 触っていいの? 触っちゃうからね。このミシミシって手に感じるもの何? おうちでハイハイしているときと、ぜんぜん違う。こないだオババにこっそりもらった、あの冷たいアイスクリームみたい。どんな味がするんだろう。舐めちゃうおうかな?」。オババの心に、そんなやんちゃなたっくんが騒いでいた。
子どもは感動しながら成長する。たっくんを見ていると、それがすごくわかる。でも、その感動を味わうためには「勇気」がいる。もしかしたら、それはたっくんに限らず、すべての人にいえることなのかもしれない。
間もなく1歳になるたっくん。現在、彼の芸のレパートリーは、バイバイ、上手じょうず、おつむてんてん、すきすき、あーと(ありがとう)。
笑顔で次々に芸を披露するたっくんに、みんなが拍手して歓声を上げる。たっくんの回りは、いつだって笑顔がいっぱい。みんな、そんなときあったよね。それがいつの間にか、○○ちゃんよりしゃべるのが遅いとか、オムツがまだとれないとか言い出して…、そのうちテストの点数が気になってくる日がやって来るんだよね。いや、たっくんの未来は、そんなちっぽけな未来じゃない。
億分の1という確率で、生まれて来る子どもたち。まさに奇跡の子。わが子に、君の存在そのものが感動だってことを伝えられるのは、私たち親や家族の役目だと思う。







