八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

2011年6月号

お母さんは向日葵だ!

母なる大地が、怒り狂った。母なる海が、牙を剥いた。被災地でわが子を守れなかった母親たちの苦しみは計り知れない。今も、海沿いを歩きながら、わが子の姿を捜し求めている母親がいる。

大好きだったおやつを置いておけば子どもが戻ってくるかもしれないと、学校の正門にお菓子を置き、わが子の帰りを待っている…。心が痛む。どうか一日も早く、お母さんの胸に返してあげてほしい。

地震、津波、原発事故と、三重苦を強いられた福島の人々。放射能汚染は、愛する故郷や家族、生活を奪い取り、今なお不安な日々に陥れている。震災の日から2か月半が過ぎ、汚染は関東圏、いや日本中に広がっている。もし幼い子どもたちの体が蝕まれるようなことになったら、私も怒り狂うだろう。

先日、被災地の保育園で、2か月ぶりに遠足があった。 子どもたちが、うれしそうに外で遊ぶ姿が孫と重なり、涙が出た。私たちはこれまで、何をどう選択していたのか。

放射能汚染の前に、すでに「人間」が汚染されている。お金や権力が、人の心を蝕んでいく。古くからそこに住む人たちの「絆」さえも引き裂いた。

もう後戻りはできない。だとしたら生きている私たちが、それぞれ与えられた役割を、全うすることだ。 お母さんの役割について考えてみた。

「お母さんのひまわり5か条」

1、笑顔で子育てをする。お母さんの笑顔が、子どもたちのDNAを浄化する。

2、丁寧に子どもを育てる。便利な子育てでは気づかなかった、ひと手間かけることの気持ちよさを感じる。

3、現実(今、起きていること)を直視する(逃げない)。必要以上に不安になるのはよくないが、無知や無関心は怠慢である。

4、母親同士でつながる。それが、わが子の生きる社会にもつながる。地域や社会に目を向ける。もう「自分さえよければいい」の時代は終わりだ。

5、母であることに感謝する。守るべきものがあるから、母は強く、たくましくなれる。自分自身の中にあるマザージャーナリズムの心をONにする。

ひまわりには、汚染された土壌を浄化する作用があるという。お母さんの笑顔は、ひまわりと同じ。子どもを、日本を、浄化することができるのは、お母さん。

  せっせと種まきをすることが、私の役割なのかもしれない。 
(藤本裕子)

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