八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

2010年5月号

お母さんのいるところ

小学1年生になった三男。毎日ランドセルを背負って通う姿を見てワクワクしていた私。
1週間が経ち、心境を聞いてみる。
「どう? 学校は面白い?」
沈黙………(考えている)
「……面白くない」
どうして?
「どこが面白いが? 自由に絵も書けんがやぜ。せっかく本を読んでもらっても、お友だちがうるさくて聞こえんし。ぜんぜん楽しくないし」
さらに息子は、「学校ってやめられないんでしょ?」と。
やめたいの?
「うん。だって、おうちが好きだもん」   
自由に過ごすことが好きな三男。保育所のときもよく、やめたいと言った。心配もあったが、それが本当の気持ち。
ちゃんと気持ちを表現する息子。おうちが好きって…。うれしい…。
これから、いったいどう変わっていくのだろう。心の変化をずっと見守っていきたい。
(お母さん大学・城川理恵記者の発信より)

子どもの心がゆらゆら、お母さんの心もゆらゆら。
2つのゆらゆらが、5月の空に舞っている。
いつも抱っこで一緒だった子どもが、いつの間にか歩きだし、いつの間にか手から離れていく。
外にはいろいろな人がいて、いろいろなことがある。
子どもたちの心は、外のいろいろでいっぱいいっぱい。それでもがんばっている子どもたち。外の世界が希望に満ち溢れていればいいが、今は、少し足りない。
母としてできること…。
子どもが帰る「家」があるということ。そして、そこは一番安心できる場所。お母さんはどんなときも、「大丈夫だよ」「帰っておいで」と無条件でわが子を待つ。
いつか巣立っていく子どもたちは、外の世界で多くの困難に出会うだろう。そんなとき、心の中に「お母さん」がいれば、きっと乗り越えられる。生きていける。そうして、人は人となっていく…。
私たちも母になっていく。

(藤本裕子)

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