八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

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2010年1月号

新春 偏った新聞をつくる理由

昨年12月に発表された、男女共同参画に関する世論調査では、4割の人が「結婚しても、必ずしも子どもを持つ必要がない」と答え、20代〜30代では6割にも上ったと、マスコミでも話題になった。

私も一瞬、見出しに驚いたが、その結果には納得がいかなかった。質問が曖昧で意図がつかめない。何より、平気でこの数字を発表する、国の感性のなさにうんざりする。

このデータが好例だが、マスコミは、これでもかというほど「子育ては大変」と、ネガティブな情報ばかりを垂れ流す。数字やデータは必ずしも確実なものではない。その数字の裏にある、人々の価値観や考え方を考慮した上で伝えるのが、ジャーナリズムの原点だ。

調査をするなら、ここ10年の手厚い子育て支援策で、どれほど子育てに夢が持てるようになったかを問うてほしい。残念ながら、数字にも出せないくらい現状はひどいはずだ。児童虐待の実態を示すデータもしかり。目に見える虐待の数字だけでなく、数字に反映されていない子どもたちがいることを、忘れてはならない。

国は、少子高齢化社会を、本気で案じているというのなら、母親を笑顔にせずして、解決策などない。未だに子ども手当ての財源がどうの、金額がいくらだのといっているレベルでは、日本の子育てに未来はない。

「子育ては大変?」と尋ねたら、みな「大変」と答えるだろう。子育ては、ひとりの人間を産み育てる大事業。カンタンであるわけがない。だが、答えはそれで終わらない。その大変さと同様、いやその何倍も、喜びや感動がある。そこが本題なのだ。

ある母親は、この新聞で伝える「お母さんはスゴイ!」という言葉に、自分が認められたようで自信が持てたと話した。また別の母親は「あなたの夢は何?」と質問されたことで、灰色の子育てがバラ色になったと言った。

だからこの新聞では、誰が何と言おうと、「子育ては素晴らしい」「お母さんはスゴイ!」「子どもって最高!」としつこいくらい発信していきたい。それを偏っているという人がいたら、この新聞は目先のバランスではなく、宇宙レベルでバランスを保っているのだと教えてあげる。

今春、3年目を迎える「お母さん業界新聞」。日本中を「お母さんの心」でいっぱいにするために、とことん偏った新聞をつくるぞと、新年を迎え、意気込みも新たに、母力がやけにくのである。

(藤本裕子)

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