八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

2009年12月号

落ちこぼれの母親

八面六臂…読み方も書き方も難しいが、この意味は、「仏像などで、八つの顔と六本の腕を持っていること。多才で、一人で何人分もの活躍をするたとえ」。

私流にいうと、「お母さん」は、母として、妻として、女性として、さらに一人の人間として、さまざまな顔を持ち、八面六臂の活躍をしているのだと。

このコラムを書き始めたのは、1999年。かれこれ10年になる。実は来年1月に「八面六臂」が一冊の本になることが決まり、先日、10年間に書きためた100本を越すコラムを読み返した。

この間、媒体は『旧お母さん業界新聞』から『リブライフ』へ。そして本紙『新お母さん業界新聞』へと変遷。3つの媒体の中で「八面六臂」は生き続けてきたのだが、恥ずかしくもおかしいほど自らを露呈している。改めて読めば、藤本裕子がまる裸、汗顔の至りである。

インドの教えに、人の一生を4つに区切って考える、四住期というのがある。一、学生期(勉学に励む)二、家住期(家庭を営み子孫を残す義務を勤める)。三、林住期(家を捨て道を求めて苦行に勤める)。四、遊行期(遊行して信を人に伝えながら生を終わる)「林遊より」。

本来なら、私はもう遊行期に入っていてもいい歳だが、まだ、信を人に伝えるには勉学が足りないのか、わが人生すごろくは、今一度「お母さんを学べ」と振り出しに戻された。まさに、落ちこぼれの母親だ。

しかたない。もう一度原点に立ち返り、学生期を楽しもう。それが私の「お母さん大学」なのかもしれない。 来春、3年目を迎える「お母さん大学」。落ちこぼれの母学生として「本気で学ぶ年」にしたい。

ちなみに、10年分のコラム八面六臂の本のタイトルは、『百万母力』(論創社)。百万人のお母さんが笑顔になれば、世の中は変わるだろうという意味を込めてつけたのだが、論創社の森下紀夫社長は、百万部売れると勘違いしているようだ(笑)。

百万母力…一人ひとりのお母さんの力は小さくても、みんなの心がひとつになれば、百万人の「落ちこぼれ
お母さん」たちが、未来をつくるだろう。 あなたも「お母さん大学」で、同級生になりませんか。

(藤本裕子)

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