八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

2009年2月号

お母さんの本当の笑顔

10年ほど前に、TBSテレビ「ニュース23」の特番「女シリーズ」で紹介されたことがある。もともとテレビに出るのが苦手な私。視聴率が高い番組に出してもらえたことに感謝はしたが、そっと闇に葬り去っていた(笑)。

が、先日それを見たいという人がいて、古いビデオを引っ張り出してきた。見て、笑った。「若っ!」と自分の顔に吹き出したが、もっと笑えたのは、10年前も「お母さんが笑顔になる社会を」と熱く語っていた私。性懲りもなく、10年経った今もまだ、同じことを言っている。

番組では「お母さんたちがここまで(仕事?活動?を)やるか!?」という一点がポイントだったようで、裏を返せば、「会社」として認められていなかったということ。でも、すごい反響だった。

企業としては、ゼロ成長(笑)。10年後の今も、貧乏新聞社である。一瞬、空しくもなるが、一つだけ大きな違いがある。それは、「お母さんの笑顔」。当時、私がお母さんたちに伝えたかった「お母さんの笑顔」と、今のそれとは、天と地ほどの違いがある。

当時から、出会った母親一人ひとりに「あなたの夢は何ですか?」と尋ねていた。すると、「子どもの将来は考えても、自分のことなんて全く考えたことがありません」「子育て真っ最中の私が、夢を描いてもいいんですか?」…と母親たち。窮屈で大変な子育ての日々に、悶々としている母親たちにとっては衝撃的な質問だった。これを機に、多くの母親たちが「子育ての枠」から一歩踏み出した。そして、それぞれの夢を描き、笑顔になった。

が、10年後の今、「お母さんの笑顔」は、私の中でさらに深く、心の底から湧き出るほどの笑顔へと進化した。20年間こだわり続け、ようやく出会った新しい価値=本当のお母さんの笑顔の意味。

今、子育て中の母親たちが、そのことに気づいたら、どんなに子育てが苦しくても、きっと乗り越えられる。そして、母である自分を、心から誇りに思えるだろう。

私も実は、「お母さん大学」では1年生。母であることをもっと学びたいし、感じたい。だからお母さん大学の一番の先生は、子育て真っ最中の笑顔のお母さんたち。

未来をつくるのは「お母さん」。偉大なる母の笑顔は、女神のように美しい。今、その美しさが腐敗した日本を変えるに違いない。

(藤本裕子)

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