八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

2008年9月号

お母さんの本性

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉があるが、「お母さん大学」に入学したお母さんたちが、どんどん変わっている。 母親がペンを持つだけで自分の中にアンテナが立ち、子育ての日々が変わることも、夢を描いて一歩踏み出したお母さんが、輝いていくこともわかる。

それにしても、お母さん大学のお母さんたちは、ただ事ではない。あえていうなら「お母さんの本性」がニョキッと出てきた感じ。 「お母さん大学に入って、子どもを叱らなくなった」という母親の言葉ににんまりするが、まだまだ序の口。心の奥深く静かに潜む「お母さんの本性」に気づけば、もっとスゴイ。 「お母さん大学は、お母さんを感じる場」と説明すると、ほとんどの人は「えっ?」と首を傾けるが、その言葉の意味を感じることこそ、大事なこと。

最近つくづく思うのは、ウェブの世界もオフの世界も同じ。むしろウェブの世界ほど、空気が見えるものはない。なぜなら、言葉(文字)しかない世界だから。まさに、本性が発揮される場である。

世間の常識で物事を考える人ほど、本性が出せない。自分の心より、他人の言葉に振り回される。が、本性を発揮するお母さんは、計算もなければ、嘘も上手もない。ただあるのは、行間から溢れてくる「お母さんのやさしさ」…。 お母さんの本性は、簡単には出てこない。生きていく中で死ぬほどの苦しみや悩みにぶつかったとき、時にはガツンと頭を叩かれ、またある時は仲間と喜びを分かち合い、響き合う中から、突然ニョキッと顔を出す。その瞬間を見逃してはならない。自分にしかわからない、その感動の瞬間を。

お母さんのペルソナ(仮面)が剥がされ、自ら鉄の鎧(よろい)を脱ぎ、呪縛から解き放たれたお母さんたちが、美しく輝いていく。 変わりたい、けれど、変われないと思っているお母さん。「お母さんの本性」は、特別な人にあるのではなく、すべてのお母さんに、平等に与えられている。

(藤本裕子)

バックナンバーの一覧へ戻る

ページのTOPにもどる
老若男女響学「お母さん大学」プロジェクトはこちら
お母さん大学メルマガ藤本でこぼこ通信 登録はこちらから
『百万母力』はこちらから
『百万母力』はこちらから
『百万母力』はこちらから
『百万母力』はこちらから
ブンナプロジェクトはこちらから
池川 明先生のDVD「胎内記憶」&本のご購入はこちらから
 
株式会社トランタンネットワーク新聞社 〒221-0055 神奈川県横浜市神奈川区大野町1-8-406