八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

八面六臂 藤本裕子の辛口エッセー

LIVE LIFE 2005年3月号

一人ひとりのリブライフがある

がんばっていれば、奇跡が起こる。阪神の矢野輝弘選手と対談をしたときに、「バッターボックスで、ある瞬間、ボールが信じられないくらいはっきり見えるときがある」と語っていた。

3月27日のコンサート(2頁参照)に向けてイベント実行委員として走り出したお母さんたちを見ていると、これまでトランタンがやってきたこと、そのものだ。経験もノウハウもないから何もわからない。でも、やりたいという「気持ち」だけは人一倍。「勇気」と「根性」と「母情」には自信あり。

16年間、休む間もなく、がむしゃらにがんばってきた。いつだって母親たちのことしか頭になかった。それは私自身が母親だからだろう。子育ての殻に閉じこもっているのではなく、「自分らしく生きよう」と、伝え続けてきた。アクションすれば、たくさんの人と出会う。母親の笑顔、輝く姿を見て、子どもは育つ。行動すれば、悩むこと、苦しいこともいっぱいある。それでもまっすぐに生きていく。

先日、東京・新宿で行った講演会でのこと。講演会が終わり、外に出た私の顔を見るなり、泣き出したひとりの母親。「どうしたの?」と尋ねても、ただ涙するばかり。傍らには「ママ、どうして泣いてるの?」と、心配そうに母の頭をなでる小さな手…。ママは大丈夫だよ。

涙の理由は聞けなかったけど、「お母さんはすごい、何でもできるんだよ」という私のメッセージに対し、彼女には、「やれるかもしれない、いや、やってもいいんだ」という希望の光がしっかり見えた。

子育て期は、我慢の時期ではない。むしろ、最高の時期。涙した母親も、大阪のお母さんたちも、みんな思いは同じ。誰だって本当は不安だし、みんな大変。それでも「自分であり続ける」ためには、絶対にあきらめてはならない。母親であれば、何だってできる。

27日は、どんなコンサートになるのだろう。史上初のお母さんたちによる、世界的トップアーティストの企画。「ほんまもん」の音楽を、どれだけの子どもたちに伝えられるかが勝負…。

母親たちが、夢を実現するために行動し、たくさんの失敗と成功を繰り返しながら、地域や社会とつながっていく…。そう、これを伝えることが、リブライフの使命かもしれない。

(藤本裕子)

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